何見てるの?

日々見ている興味を抱いたものを書き記したブログです。

本という形を持った印刷物が好きです。

ブログを書くようになるなんてなぁ…

パソコンが“パーソナルなコンピューター”になったののは私が大学に入ってからで、それまで文章入力作業は父のおさがりのワープロであった。

ワープロで原稿をつくり、漫画の写植を作り糊ではりつけ本文紙面を編集し、表紙は2C用に版を色ごとに別に作成して入稿した。
ミニコミ誌だったが、友達の小説や写真やイラスト、漫画、エッセイを盛り込んだ本で、できたときは本当にうれしかった。

 

そんな経験を大学時代にして、自分も本に携われたらなぁと思っていたが、有名でもない女子大卒の学生が就職氷河期に出版業務につけるような会社に就職できるわけもなく、それでも大学の学生課から紹介してもらった編集プロダクションで学生時代でアルバイトをしていたので、そのまま拾ってもらう形で就職したのである。

 

業界のことをろくな知識もなく与えられた仕事をこなすうちに、編集者や校閲をやるうえでDTPがわかるほうがいいと言われ、言われるがままに他社に出向し、初めてのMacでの書籍組版のノウハウをOJTで学ぶことになったのだ。

そういった経験の中で、書籍のデザインは一体どこをどのように気をつけて作っているのか、手掛ける書籍のタイプによって全く異なることがわかってから、本屋さんで本を開いたときに制作者の気遣いがわかってさらに印刷物が好きなった。

 

本は文章が一番の主体であって、文章があることで書籍という印刷物が成り立っているのはその通りなのだ。
だがその書籍の主役を引き立てる役目を果たすのが書籍のデザインなのだと思うと、その書籍の演出がそれぞれ異なるので、演目を見ているようでドキドキして楽しくなる。

日々の生活上で何を見てるのか、自分の記録として書いていこうと思う。
別段、なんてことない日々の記録なのだよ。